それでも今、同人誌イベントを行う意義

お世話になっております。A40主宰のフロムヘルです。

ここしばらく告知事項もなく更新が空いてしまっているのもありまして、今回は少し真面目な話を綴ってみようと思います。

先日、この夏一番の大型ロックフェス「ROCK IN JAPAN」の中止が発表されました。詳細はここでは述べることはしませんので、興味のある方は各自調べて頂ければと思います。中止にあたって主催者側からメッセージが発表されておりますが、その中で当方が一際重く受け止めたのは

「このコロナ禍にあって医療関係の方の協力と理解は絶対に必要なものです」

という下りです。まさしくこれは、当方も3月開催を一旦中止とするにあたって、苦悩に苦悩を重ねたそのものです。

あの時頭の中にあったのは、第一に可能な限りコロナ感染を発生させないよう尽くせるか。そして第二に、万が一発生してしまった場合医療の十分な助力を得られるか、の二点です。いずれかが欠けても開催は出来ないと考えており、その確信が持てなかったため、3月開催を一旦取りやめました。

その後、他所の各同人誌イベント様がつづかなく開催出来ていることを踏まえ、そして「万が一」が起こったとしても、当方の動員規模ならば医療方面にご迷惑はおかけしてしまうもののなんとか、、、と考えるに至り

第二回「A40」は、会場様からの要請がない限り、8/1は開催を断行することに決めました。

経済同様、文化も歩みを止めると消し飛びます。文化をむざむざと死に至らせたくなかったら、だましだましでもなんとか動かし続ける他ないのです。我々はそれをこの1年ちょっとの間嫌というほど思い知らされているのではないでしょうか。

とまあ、駆けだしたばかりのこんな小さいイベントが、そんな大上段に構えた事言えたもんじゃないのですが、それでも気持ちとしては、そうしたものを込めて今回も臨んでおります。

サークル出展申し込み〆切まで残り4日となりました。スペースはまだまだ空いております。コロナ対策は入念に行いますが、最終的には各々の自己判断でリスクを負って頂く形となります。それでも今、自作品を公の場に出す意義があるとお考えの方、是非ともお申込みくださいませ。